極上の★スイートラバー



泣きたくなったあたしは、更に先輩の机を叩く。




「暴れるなって。机壊れるだろーがっ!」



「あたしはそんなに怪力じゃありませんよ!」




あたしが涙目で先輩を睨もうとした瞬間、何やら頭に違和感を感じた。


あたしはそっと頭に視線を向ける。




「ほら、こうしてやっから、絢音は教室に戻れよな?」




せ…先輩が…

あたしの頭を撫でてくれてる!


しかも、本日二回目の名前まで呼んでくれて!!




「分かりました!帰ります帰ります帰りますーっ!」




あたしはビシッと敬礼すると、猛ダッシュで教室から出て行った。



意地悪だけど、

やっぱり大好きです、先輩!




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