来ちゃいました。
「ぅ…そーん…」
これもまた声にならない声。
あたしが大好きだった沖田総司が…
今……目の前にいる…。
ドキン…ドキン…
鳴り響く鼓動。
やっぱり噂通り美剣士だったんだ…
透き通った肌。
整った顔立ち。
本当に綺麗な顔……
そんなことを思っているといきなり沖田はフッと笑った。
「そんな見つめられると穴空くよ?」
冗談っぽく微笑みながら言う。
「ぁ!すいません!」
やば…あたしそんな見てたんだ…
「…べつに?俺、そんなかっこいいんだ?」
うっわっ!
「今の正直言ってムカつきます。」
「惚れそうになってたクセに」
「―!?」
.