来ちゃいました。



「君、一人で何言ってんの?」



「うぇわい!」


黙ってたのにいきなり話してくる沖田。

それに続けて反応するあたし。



恥ずかしや〜



「?…まぁいいや。名前教えろ」


命令系ですか。
命令なんですか。

拒否権ねぇぞ的な感じっすか…


「金森智奈です…」



あたしは大人しく名前を言う。


相手も言ってくれたんだし…



「ふぅん。智奈て言うんだ」

そう言うと「とりあえず」と言って続けた。



「お茶を出して」




ん?

「それはどういう…?」


「だから、智奈の家に連れけって言ってんの」



いきなり呼び捨て来たー!


いやいや…そのまえに…



「あたしの家に来る?」


そう言うと沖田は微笑む。


ドキ…



うん。
不覚にもときめいた。


いや、でも!
それとこれとは話が別じゃが!



.
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