来ちゃいました。
トントントントン――
包丁の音がリズミカルに聞こえる。
「へぇ〜意外」
沖田さんは、リズミカルな音を聞いてかそんなことを言った。
意外言うな意外。
「失礼なっ!あたしだって料理くらいできます」
「ふぅん」
反応それだけですか。
「とりあえず、なめていたら痛い目合います」
そんなあたしを華麗にスルーする沖田さん。
あのひと…絶対信じてないっ!
「なんかさ」
沖田さんは、さっきより元気がない感じで話だし、続けた。
「今の日本…すごい進化してる…」
「え?」
まぁ…たしかに…
昔よりは、すごい変化したよね。
でも……沖田さんは何が言いたいのだろう。
.