来ちゃいました。


ドキ―…ドキ―…


やばい…あたし今絶対顔赤いよおっ!

沖田がいきなり変なことするからぁっ!!


「しっ仕方ないなぁっ!き、今日は許してあげますよ!?」


吃ってるしぃ!
うっわうっわ恥ずかし!
なにこれ!なんなのさこれ!


「いや、こっちこそ…ごめん」

沖田は、微笑みながら謝る。


だからぁ!その微笑み反則だからね!
バカヤロー!!



「ところで、今日は何するの?」


沖田は、ごちそうさまでした。と言うとそう聞いてきた。



「あ!洋服買いに行きませんか?袴だと怪しまれますから」


あたしがそう言うと沖田は渋い顔をした。

「その…洋装を着るの?」


「……はい…着たくない気持ちは分かります…でも今の時代は袴じゃ目立ちますよ?」


「そうだよね」


そう呟く沖田さんは、すごく悲しげだった。




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