faKe anD Real
どれくらい寝ていたのだろう。
目が覚めた時、肌寒さを感じた。

「寒っ!!」

軽く身震いをすると、背中に悪寒が走る。
特にする事もなく、私は暫く窓の外を見ていた。

「今何時かな…。」

そう思い、ふと時計に視線を移せば、針が三時を指している。

「暗いわけだ…。」

そういえば夕飯も食べていない。
お母さんは寝入ってるに決まってるし…。
私はバレないように階段を降り、コンビニへと向かった。
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