faKe anD Real
軽く支度を済ませると、美琴の元へ向かう。

そして他愛もない話をして、朝を楽しむ。

最近、美琴は篤君の事を話題に出すのが多くなった。

「でね、そしたら篤君が…」

「へえー、そうなんだ。じゃあさ!!告っちゃえばいいのにー!」

すると美琴は顔を赤らめた。


「だっだめ!!プレゼントだって渡してな…ぃ…。」

「ふーん。」


軽く美琴の頬をつつく。
美琴はビクッとして、はにかんだ。

「琉流の意地悪…///」


「あは☆でさ…」

と、話を続けようとした瞬間、担任が教室に入ってきた。


「はい!!席に着いてー!」

「タイミング悪っ…じゃあ、また!!」

「うん!」


美琴に手を振り、渋々席に着く。
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