faKe anD Real



「はぁ…。」

「そんな浮かないお顔をして、どうなさいました、美琴さん?」

「やめてよ〜…。何か疲れちゃって…。」


そう言って美琴は机に伏せた。
そしてもう一つ盛大なため息をつく。

「はあ〜…。」


「何があったの〜??」

「何でもある〜。」

「あるんだ…。」


半分呆れながら、私は美琴の頭を撫でた。
その行動に、美琴はムッとする。

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