faKe anD Real
私達は学校を終え、美琴が用事のあるというお店へ向かう。

「ねえ、何の用なの??」


私が質問を投げ掛けると、美琴は肩をビクッとさせた。
更に顔が真っ赤になる。

「…ント…。」


「??」

上手く聞き取れなかったので、もう一度聞いた。


「プレゼントっ…なの!!」


暫く口をもごもごさせていた美琴が、急に声を張り上げるから、私は手に持っていたアイスを落としかけた。

「…///」


「誰に…??」

とても意地悪な質問を続ける。
美琴は林檎みたいに顔を赤らめた。さっきより赤みが増している。

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