クリスマス・イブ
「ねぇ、心ちゃん。今度さ、おばちゃんも入れた三人で海の近くのホテルに旅行行こっか!」
「え、いいの!?」
「心ちゃんだったらもちろんオッケーよ。」
「っていうか心はいいけど、親父はどうすんだよ。第一ヒカルもいるし。」
「あぁ、お父さんとヒカルは家にいるって言ってたから、大丈夫!」
心も嬉しそうだし、今年の海はそれで済ませることにしよう。
「コンビニ行かね?」
「ん?いいよ。」
サラを抱っこしている心は、バッグを持ってサラを放した。
「サラ、ちょっと待っててね。」