おばあちゃんの約束。短編[完]
「奈子、あんたどうしたのよ。いつもと様子が違うわよ。」
「由紀・・・。」
由紀が奈子の隣に座り、冷静に聞く。
「何があったの??」
「今は言えない。・・・・・・、智果、それ、何処で買ったの??」
奈子は水晶玉の事を聞いてくる。
買った場所など判るはずがない。
「わかんない・・・。おばあちゃんの形見、だし。」
「――――――・・・っ!!!!!」
ガタガタと震え出す奈子。
段々と顔も青くなってゆく。
「なんなの??」
「ウチ、帰るは!!」
は・・・??