おばあちゃんの約束。短編[完]
奈子は1人で帰って行った。
「・・・何だったの、今の、」
「さあ・・・。」
「奈子らしく無かったね。」
「「うん・・・。」」
沈黙が流れる。
奈子がおかしい。
考えていても、答えはでなかった。
「・・・??智果、怪我してるよ??」
「え、何処??」
由紀が、不思議そうに言ってくる。
「膝。」
由紀が膝を指差す。
膝を覗く。
本当だ。
血が結構出ている。
でもいつ??
さっきまで、無かったよね。
なんで??
最近こんな事が多すぎる。