おばあちゃんの約束。短編[完]
――――――――・・・♪~
「あ、奈子だあっ♪」
結伊の携帯が鳴った。
奈子のようだが、さっきの事だろうか・・・??
「・・・うそ、」
「え??」
奈子からのメールを読み、結伊が表情を変えた。
「ごめんね、智果。あたしも水晶玉撮らして。」
いつものブリッ子が消えた。
「何??結伊なんかあったの・・・??」
「何もないは。」
カシャ
真顔で水晶玉を撮る。
ジッと撮った写真を見て結伊は言った。
「智果、この水晶玉捨てな。」
「「え・・・??」」