おばあちゃんの約束。短編[完]
「ごめん、由紀・・・。」
「智果・・・、由紀の言うとおりだよ。生前、お婆さんと約束した事とか、ないかなあ・・・??」
結伊が真剣に問。
「考えてみるね。」
約束・・・。
生前・・・。
約束・・・。
・・・・・・っ!!!
「約束っ?!!!あれっ?!嘘っ!!あ、あたし、そんなつもりで・・・っ。」
私はガタガタと震える。
ダメ。
本当にあの約束なら、
私の未来は、[死]。
「やっぱり、あったんだね・・・。」
「・・・うん・・・。」