★ショコラ★~Valentine Box~


暫くして、心を落ち着かせ直して


トイレを出た。



するとあたしの席の前でシェイカーを振っていたタカ君が、笑顔で迎えてくれた。



「おかえりさん。」



そしてさっきと同じ、夕日色のカクテルを置いてくれた。


泣いて渇いた喉にキラキラの液体を少しづつ流し込む。



喉の奥がシュワッっとして軽くなった。




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