赤色の桜-短編-
「えっ!?」
涼子は思わず声を出した。
赤い桜を見たからだ。
じゃあ、カレンも..。
「そんなの迷信。うそだよ。絶対。」
嘉穂は笑ってそう言った。
「っていうか、その赤い桜すら危ないじゃん♪」
嘉穂はそう言う。
「だって!....」
カレンも見た。といっていた。そういおうとした。
見慣れない制服、
確かパンフレットを見た。
カレンが着ていた制服は...12年前までの制服...。
「その...自殺した子の名前って...」
涼子は聞いた。
「君島カレンだよ。」