赤色の桜-短編-
自分の教室へ上がろうとしたとき、涼子の体は一瞬浮いた気がした。
それを感じたとともに涼子は倒れた。
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「あれ..此処...」
涼子は気がつくとベッドの上だった。
「あ。野村さん..。大丈夫?貴方、倒れたのよ。」
女の先生がそういう。
(...どこまで運がないのだろう..)
「大丈夫です。教室に...」
そういいかけたとき、涼子のおなかがなった。
女の先生は「ふふっ」と笑い、
「ご飯買ってくるわ。」
そう言って保健室から消えた。