赤色の桜-短編-

保健室で食事を終えると涼子は自分のクラスへと向かった。



がらがら__

教室の扉を開けると騒ぎ立てる生徒たち。

このクラスは明るい人の集まりみたいだ。


自分の席を確認して席いた。


「やほ。」

突然、横からカレンに話しかけられた。


「わっ!びっくりした。」


涼子は突然の彼女の登場に驚いた。

「さっき、どうしたの?いきなり消えてびっくりしたよぉ~。っていうか!同じクラスなんだねっ★よろしくっ」

涼子はいっきにしゃべった。


がらがら___


先生が入ってきた。
と、同時に席へつく生徒たち。
カレンもその集団の中へ消えた。

(カレン..どこの席なんだろう..)
そう思い、よそみをしていたら突然先生に

「お。野村、もう大丈夫なのか?」

といわれ、カレン探しは中断された。

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