ぬいぐるみに恋する少女
好奇心




部屋のドアを開けると



姉ちゃんが俺のベッドで寝ていた。




「姉ちゃん、なんのつもり?」


ふにゃ〜と寝ぼけながら動く姉ちゃん。




「フミヤのにおい好き〜。」


「兄弟だからあんまり匂い変わらないよ。」


俺はランドセルを机に置き


机の横にかけた塾のカバンに教科書を詰めた。






「なぁ、姉ちゃん。」


「んー?どーしたー?」




姉ちゃんはまだ俺のベッドから出る気配はない。




< 14 / 327 >

この作品をシェア

pagetop