ぬいぐるみに恋する少女




橘は俺の裾を引っ張る。



俺は橘の横を座った。




橘はそっと唇を重ねた。





「本当は佐藤くんからこうしてほしかった…。」




腑に落ちない顔をする。



ポタポタと雨が降ってきた。



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