ぬいぐるみに恋する少女
仲良しの握手
そして、メリーゴーランドの中に入って馬を探しているとき。
須川が高い足場の馬に乗るのを苦戦していた。
「押してやろうか?」
「いい。」
即答で拒否。
そして、回り始めるブザーの音が鳴る。
「お前、こっち乗れ。」
俺は隣の須川に会った小さい馬に導いた。
「佐藤くんは乗らないの?」
「須川が馬から落ちないように保護者役してる。」
まぁ、馬に乗るのも恥ずかしいからな。
須川は顔を赤らめて頬を膨らませる。