ぬいぐるみに恋する少女


そして、俺が話し終えると滝崎が小さな声でつぶやく。




「ぬいぐるみが恋人だったのかぁ…。」




「そんで俺がぬいぐるみことアキラの代わり♪」




滝崎は腕を組みじっと俺を見る。




「代わりって…代わりじゃなくて、本当に須川さんの恋人になろうと思わないの?」




唐突に聞かれると返答に困る。



「俺、恋愛にうといから。」



果たしてこれがいつまで続くだろう?



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