ぬいぐるみに恋する少女


「…修羅場…ですか?」




肩をポンと叩かれて振り向くと池田がいた。




「あいつ意味分かんねぇ…。」



「まぁ、初めて出来た女友達じゃん?


女同士の会話をいっぱいしたいんだろう。」



だからって、俺にやつあたることないだろ。




「まっ、あいつにとってお前より友情のことが大切ってことだよ。



ドンマイだな、ふられん坊将軍。」




池田は楽しそうに俺の肩に手を置いた。





「マジ意味分かんねー…。」



俺はその手を振り払い、席に戻ってからふて寝をした。






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