ぬいぐるみに恋する少女
「あはは、でもまぁ、振り向かせたいならちょっとは勉強したほうがいいよ。
今回の私みたいなことがあるからさ。」
そう言って、姉ちゃんは伸びをする。
「今夜は一緒のベッドでお眠りする?」
「おいおい彼氏が泣くぞ。」
「あはは~、冗談。さて、早く自分の部屋に行って寝なさい。
私は泣きすぎて疲れてんだから。」
姉ちゃんは笑いながらシッシッと俺を犬みたいに追い払い、俺は自分の部屋に戻った。