ぬいぐるみに恋する少女



「えっと、俺、帰るわ!じゃあなっ!!!」


「うん!バイバイッ!!!」



そう言ってパニックになったまま施設を出た。





俺、本当に何してんだよ…!?



いっ…今、キスを…須川にキスを…



顔が熱くなり鼓動が速くなって、胸がキュッと締め付けられる。



ああああああああ!!??



俺はパニックを抑えられないまま、晴天の空の下を駆け出した。








< 272 / 327 >

この作品をシェア

pagetop