ぬいぐるみに恋する少女
「おーい?だいじょーぶですかー?」
目の前に池田のドアップが見えて我に帰る。
「気持ち悪いことすんなよ!!!」
「いや…そんな怒るなよ…。」
俺は声を張って言ったので先生が俺を睨んで咳払いをする。
今は塾の授業中だった。
「なんかあった?ここに来てからずっと上の空だったぞ?」
「・・・・・。あーもぉー、俺、どーすりゃーいいんだよー。」
俺は嘆き、机に寄りかかる。
うなだれる俺に池田は言った。