ぬいぐるみに恋する少女



「は~い、佐藤くんの♪」


笑顔で橘がお土産を渡す。



「ありがとう。



そこらへんぶらぶらする?」



「うん♪」




俺たちは街を回ってたわいのない会話をした。




そして、あの事を聞いてみた。





「美咲って須川と同じ部屋班だよね?」



「え?」



一気に橘の顔が曇る。



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