雨音
家から学校までの距離が半分のところで、運命が変わった。




“ドンっ!”



鈍く低い音が響く。



『い、いたぁ・・・。』



「ご、ごめん!大丈夫!?」



高いけどハスキーで優しくて大きい声。



『あ、はい。』



「龍、あんまはしゃぎすぎんな!」



「ゴメンって!響ちゃん。」



よくわかんない男の子が2人。



1人はまさに美少年。



もう1人、ぶつかった方は、かわいい。



「君、名前は?」



『え!?戸田雨音です。』



龍って人が聞いてきて、



「雨音ちゃんかぁ。どこの高校??」



『西山です』



「あ!レベル高いとこだ!頭いいんだね。」



テンション高くね?



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