俺様彼氏と甘い日々。


『なんであいつは呼び捨てなのに俺のことは隼人くんなわけ?』



怒ってるのか無表情で言う隼人くん。



「だ、だって隼人くんとはまだ付き合ったばっかだし」



あたしがそういうと腕を壁に押し当てられた。



隼人くんは顔を近づけてきてくっつくまで数センチという感じだった。



『また隼人くんって言った。次言ったらまたキスするよ?』



冷たい目であたしを見ながら言う隼人く・・・隼人に胸が高鳴る。



隼人はあたしの腕をはなし路地から出た。



あたしも後ろからついていくと急に隼人が振り返って言った。



『おまえは俺だけ見てろ。』



そういうとまた前にむき直して歩き出した。



隼人は爽やかではなくこんな人なんだと知った。


でもこういう不器用な隼人の愛にキュンってしたんだ。
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