俺様彼氏と甘い日々。
「お待たせ!!」
あたしは軽く息をきらしながら隼人に言った。
隼人はあたしがブーツを履いたのを確認すると玄関を出た。
あたしも隼人に続いて玄関を出る。
隼人はもう軽く歩いていたのであたしは隼人に追いつき後ろを歩いた。
後ろから見ると隼人ってやっぱ背高いんだ・・・
なんてくだらないことを考える。
でもさっきから隼人どこに向かってんだろ?
「隼人?今日どこ行くの?」
あたしは隼人の背中にむかって喋りかける。
するとあたしの言葉に反応した隼人は振り返って言った。
『決めてねーよ』
・・・・え?
「じゃあ今どこ向かってんの?」
『適当だけど?』
メールの勝手な感じからして隼人が決めたんだと思ってたのに・・・
隼人はニヤリと笑って言った。