俺様彼氏と甘い日々。
隼人は家の扉を開け中に入った。
あたしも続けて中に入る。
シーンとしている家の中で犬の鳴き声がする。
お父さんたち遠い部屋にいるのかな。
実際部屋は何個もありどれに入るか迷ってしまう。
隼人とあたしは靴をぬぎ、玄関からまっすぐ見える部屋に行った。
犬の鳴き声もそこからする。
隼人がドアを開とヨークシャテリアとトイプードルがいた。
「隼人?早くお父さんたちのとこ連れてってよ。それから遊ぼ。」
あたしが言うと隼人はニッコリとした作り笑いをした。
『いるじゃん。』
そう言って隼人は二匹の犬に近づくとギュッと抱きしめながら言った。
『父さんと母さんって名前の犬。』
それからニヤリと笑った。
・・・騙された。