俺様彼氏と甘い日々。
食器棚を開けると勢いがよかったのかバンッと大きい音が鳴った。
その扉が壁にあたりガンッって音も鳴った。
隼人はこっちを睨むように見てきた。
あたしは苦笑い。
こんなにも不器用なのかと情けなくなる。
あたしは適当に何枚かお皿を重ねて持ち、あいてる左手でコップを持った。
ぐらぐらしてるお皿に注目しながらテーブルを目指し歩く。
意外とできるじゃん!
あたしが余裕を見せたすぐなにかにつまずきお皿がガシャーン。
・・・・・あはは。
『やっぱな』
隼人は料理を片手で持ってきながら近づいてきた。
パエリア早い!!
じゃなくてさぁ。
「ごめんなさい。」
あたしは隼人の前で正座しながら言う。