俺様彼氏と甘い日々。


あたしはカバンをとり帰る支度をはじめる。



「愛梨おめでと!指名ゲームは負けないからね!」



瑠衣はあたしにそれだけ言うと帰って行った。



明日にはもうテンション戻ってるかな・・・。



『愛梨!帰ろーぜ!』



爽やかにニコッと笑いながら隼人があたしの手を掴む。



みんなはうらやまそうにあたしを見てる。



「あ、うん。」



あたしは隼人に手をひかれながら教室からでた。


隼人は凄い演技力。



この爽やかが俺様だとは誰も思わないよね。



あたしはそんなことを考えながら歩いた。



人通りの少ない東階段。


隼人は振り向きあたしになぁと声をかけた。



『おまえはたぶん優勝すんぞ。したらキスどおするわけ?』



隼人はちょっと怒ってるみたいだった。



そもそもゲームの始まりは隼人だろって言いたかったけど
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