Cup Cake -甘くて苦い恋の味-
ちなみに、また、と言うのは、私があの死にそうな丸山にあげたのがチョコカップケーキなため。
私たち一年生だし、中学一緒じゃないから去年は上げてません((笑
In スーパー
「チョコとー、カップとー、デコレーション…」
「奈美?」
「んぁ?
ああ、忍崎。
ひさしぶりん」
同じ中学校だった忍崎健+オシザキ ケン+
「まーたチョコつくってんの?」
「なによー?悪い?」
「いーや?
まあ奈美のチョコは上手いしね」
「毎年あげてたもんねー」
ん?なんであげてたのか?
頂戴って言われてたから。
「送るかー?」
「こんくらいもてるし平気」
私はスーパーから出て歩き出すと、忍崎はそれでも着いてくる。もう、なんでついてくんのよ。
「私は心配ないのでお帰りください。
さようなら」
「奈美」
「なによもー!
こっちは暇じゃないの!」
「俺、ずっと奈美が好きだった」
「もうかえ…っ、はあ?」
突然すぎて、一瞬息が詰まった。
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