天然彼女とｷﾞｬﾙ男彼氏

自分の気持ち

か。それに優は何もかもが完璧じゃんか。」と言った。
優は「それは逸人が思うだけだろ。彩はそう思わなかったんだ。」と言った。
俺は「そっか。無神経な事言って悪かった…」と言った。
優は「いや俺の方こそ悪かった。そうだよな。何もかも本人に聞かないと分からないよな。」と寂しそうな顔をして俺に言った。
その寂しそうな顔はまだ未練があるかのように思えた。
俺はただ優の背中を撫でる事しかできなかった。
優は笑って「彩の事幸せにしてやれよな。」と言った。
無理に笑わなくていい。
笑わなくていいから
無理すんなよ…。
でもそんな事言えなくて
ただ「ありがとう」だけ
しか言えなかった。
優は笑顔で「泣かせたら許さねーからな。」と言った。
俺は笑って「泣かせねぇよ。」と言った。
明日はいよいよ彩ちゃんに逢えるんだ…。
楽しみだな。
優は「さっ寝るか。明日は楽しめよ。あ彩の連絡先渡しとくわ。」と言ってはいと俺に渡してきた。
それは彩ちゃんの連絡先や詳しい事が色々書かれていた。
俺は優を見上げ「まじありがとう。」と言った。
優は「欲しそうな顔してたからさ。」と笑って言った。そんなに顔に出てたのか。でも連絡先知れて嬉しいな…。