神様の悪戯



――――*――*――*――*―――――


「えぇぇ〜〜〜ふがッ…」

「ちょっと美羽、声大きいッ」

慌てて親友の口を塞ぐ。


昼休みの教室。

窓際の席を陣取って私達はお弁当タイム。

再婚の話を美羽にしてた所だった。



周りからは何事かと注がれる視線。



もぉ〜
美羽は相変わらずなんだから。
アイツの話なんかしたらどうなるか…



「んーんーッッ」


私の腕を叩き何かを訴える美羽。

塞いだ手、離すのをすっかり忘れてた。


「華恋、ひどいしッ!!」

頬を膨らませ、本気で怒る美羽は女の私から見てもお世辞抜きに可愛い。

ミーハーなトコがなければなお一層ね(笑)


隣で膨れっ面をしながら、卵焼きにフォークを突き立てる美羽。


「美羽、ごめんね?良い事教えてあげるから…機嫌直して?」



私には絶対に美羽の機嫌を直せる秘策があった。



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