神様の悪戯
第三章――――Pain―
「うわーっ、ちょっとあの人でしょ?」
「優等生ぶってて、実は年下好きとはね〜」
「藤城君、狙ってたのになぁ…」
―――…ざわざわ…ざわざわ…
いつもの月曜の朝とはどこかが違ってる。
そう、私を避けるように生徒が遠ざかっていく。
そして、明らかにこっちを指差して会話をする女子生徒。
何が起きてるの…?
みんなして、なんなのよ……?
朝から気分が悪い。
タッタッタッタ―――ドンっ!!
後ろから足音が近づいてくる。
「かーれんっ!おはよー…って、どしたの?」
いったぁぁ〜〜い…
「ちょっと、美羽ッ!!『どうした』じゃないわよっ。あんたが、後ろから押したからじゃない…」
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