Days~僕らの恋~
真琴とは
同じ団地の同じマンションで
お隣りさん。
親同士が仲良くて
自然と子どもたちであるあたしたちも仲良くなっていた。


いつからか、
真琴クンから真琴に
友里チャンから友里に
呼び名が変わった。

あたしが真琴の事を意識し始めたのはつい最近だ。
やっぱり、思春期と言われる中学生頃。

今まで
あたしより背の小さかったハズの真琴が
1年の夏には
頭一個以上デカくなっていた。


背のお陰かなんなのか
真琴は急に周りからモテ出した。


その頃には
部活でバスケを始めたから
筋肉もついて
男らしくなったからかもしれない。




ある日、
あたしがまだ真琴を意識していなかった時
クラスの女の子にこう言われた。

「山崎クンって、他の女の子と友里とじゃ明らかに態度が違うよねぇ-。友里には優しいもん」

拍子抜けした。
周りにはそう見えていたのかと初めて知った。

あたしに優しいんじゃなくて
人見知りなだけだ。
確かに
真琴とよく話す女子はあたしくらいしかいなかったけど
それは、幼馴染みなだけであって‥

特別な感情があるわけでは無かった。
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