乱舞緋色の月夜‐ヴァンパイアと恋に‐
「私はヴァンパイアハンター…、8年目に生まれた運命の子。」
ブワッと私の周りに、清気が集まる
その力に身体を委ねる
「砕け散れ、ヴァンパイア。」
身体から大量の清気が放たれた
それは一点に集中する
そう、ヴァンパイアに
『ぐっば…!!!??』
まともにくらったヴァンパイアは、強大な清気を前に砂と化す
「………雑魚だな。」
私が呟くと、街灯の上から澄み渡った声が響いてきた
『たしかに雑魚だなぁ。』
私は微かな殺意を感じて振り返る
「ヴァンパイア…。」
『うん、ヴァンパイアだよ。』
ニッコリと笑うそのウァンパイアの髪は瑠璃色
私は一瞬目を奪われた