君じゃなきゃ意味が無い
『…こと…ば?』

ハテナが飛び始める私の頭;;ニコッと微笑む裕亮は、私をギュッと抱き締めた…

『弥恵から【愛してる】って…言葉が欲しいんだ…今迄、弥恵の口から、貰った事無い言葉』

『…そんな事で…良いの?』

『そんな事じゃないよ…弥恵の気持ちを言葉で聞けるんだ…大事な事だろ?(笑)』

スッと親指の腹で、唇を撫でられた…顔に熱が集まり出す…

『…聞かせてくれる?弥恵の声で…』

優しく囁かれた言葉…私は、裕亮の胸に顔を埋めた。

『……る///』ボソッ

『ん?聞こえない程の気持ち?』

二カッと笑う裕亮…私は深呼吸してから声に出した…

『…愛してる//』

『ありがと無理してケーキ作らなくても良いんだよ?そのままの弥恵で良いんだから…ね?傍に居てくれるだけで、俺は幸せなんだよ』

言い終わった後も、恥ずかしさは無くならず、裕亮の言葉も相俟って顔に熱が集まったままだった。
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