君じゃなきゃ意味が無い
『ゆーすけぇー』

台所から部屋に向って話し掛ける…少しして、スーツから着替えた裕亮が出て来た。

『ん?何?腹減り過ぎて待てないとか?(笑)』

笑顔で洗面所に向い、手洗いを済ませ、キッチンに戻って来た。

『…何作れば良いのか教えて?私作るから…裕亮疲れてるでしょ?』

『…クスッ…気を遣ってる?良いんだよ?…作りたいの?』

優しく問い掛ける裕亮…私はコクンと頷いた。

『……じゃあ、肉野菜炒め…お願いします♪』

『…はい♪』

料理を任せて貰える喜びと、裕亮に一休みしてもらえる嬉しさで、私は満面の笑みを浮かべた。

適当に野菜を切り、下拵えOK♪フライパンで先に肉を炒めてから野菜を入れ、塩胡椒で味付けをした。
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