君じゃなきゃ意味が無い
取り敢えず、病院で調べてみないと…ただ、体調の変化みたいので、月経が遅れてるだけかもしれないし…

『…弥恵?』

『ぅわっ;;はい?』

『いや…顔色悪くない?』

『う…うん…疲れてるのかも…早めに寝るね(笑)』

ゴロゴロと過ごした土曜日…疲れてる筈が無い…だけど、裕亮に何か見抜かれるんじゃないかと思うと怖くて、部屋に一人で籠っていたくなったのだ。

部屋に入り、ベッドに腰掛ける。そっとお腹を撫でてみるが、いつもと変わらないウエスト…
お腹の中に、大好きな裕亮との子供がいるかもしれない…それは、とても嬉しい事…嬉しいけど、同時に少し怖かった…

私に…一人の人間を育てる事が出来るのか?親として、子供を導けるのか?
未知の世界に、戸惑うばかりだ。
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