年下君と恋しよう。

出会い


☆由愛☆

美術室には、1年生がまだ残っていた。
きっとあたしたちの授業の前は、1年生の授業なんだな。


あたしは、机に教科書類を置いて、真美とお喋りすることにした。
その時だった……。
彼があたしの視界に飛び込んできた。


あたしの目の前を横切った、背の少し小さい男子。
眼鏡をしていて、髪は少し短かった。
そして……。


超かっこいい!!!!

誰!?あれ!!
「真美、今の!今の男の子誰??」
「え、今の眼鏡の1年生?」
「うんっ!」


真美はしばらく考えていたけれど、思い出したように言った。
「伊藤雅人くんじゃない?」

雅人くん……。
雅人くんって言うんだ……。



何!?何この感じ!?
雅人くんのことが頭から張り付いて離れない…。


だって、背は小さいけれどすっごいかっこよかった…。
惚れちゃいそう!!!!
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