ブライト・ストーン~青き守りの石~【カラー挿絵あり】
真希の声には、明らかに非難する響きが含まれている。
それを敏感に感じ取った茜は、嫌だと言う気持ちと憤りで頬をふくらませた。
まただ。
また真希ちゃん!
どうしていっつも、私にかまうの!?
「だって、お母さんがつけていなさいって、言ったんだもん!」
茜も真希に負けじと声を張り上げる。
元来気が強い茜は、こういう時には大人しくしているタイプではない。
大きな鳶色の瞳は、その意志の強さを表すように、毅然と真希の姿を捉えていた。
「えー? キソクだもん。お母さんがそんなこと言うわけないよ」
だが真希も気が強く、言い返されたくらいでは動じない。腰に手を当てて仁王立ちになり、胸を張って言い返して来る。
「ウソじゃないもんっ!」
それを敏感に感じ取った茜は、嫌だと言う気持ちと憤りで頬をふくらませた。
まただ。
また真希ちゃん!
どうしていっつも、私にかまうの!?
「だって、お母さんがつけていなさいって、言ったんだもん!」
茜も真希に負けじと声を張り上げる。
元来気が強い茜は、こういう時には大人しくしているタイプではない。
大きな鳶色の瞳は、その意志の強さを表すように、毅然と真希の姿を捉えていた。
「えー? キソクだもん。お母さんがそんなこと言うわけないよ」
だが真希も気が強く、言い返されたくらいでは動じない。腰に手を当てて仁王立ちになり、胸を張って言い返して来る。
「ウソじゃないもんっ!」