残された恋の時間、、、
ガラガラッ

[失礼しました、、、あっ樹里華ちゃん、、、]
『先生、、、何だって??』
[帰ったら話すわ、、、帰りましょ、、、]
『うん、、、』

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

『ただいま、、、
で、先生、、、何だって??』
[うんとね、、、気おしっかりね、、、]
『いいから早くしてよ、、、』
[、、、って、、、]
『はっ!!聞こえない、、、』
[状態が悪化してて、、、心臓移植しか生きるすべがないって、、、]

お母さんが泣きながら私にいった、、、

『うそ、、、じゃあ!移植すればいいじゃん!!それだけだよ。』
[そう簡単にできないのよ、、、移植できる臓器をまってる人は、
いっぱい居るのよ、、、それに、、、あなたが助かる代わりに、、、
人が1人死ぬのよ、、、お金もかかることだし、、、]
『はっ、、、意味わかんない、、、変な冗談やめてよ、、、
おもしろくないよ!!!!!』

私は家を飛び出して走っていた、、、
走っちゃだめょ。
毎日お母さんに言われてたこと、、、
後ろから、

[樹里華ちゃん!!]

と聞こえたけど、そんな声も無視し走った、、、

『はぁ、、はぁ、、ゴホッゴホッ、、』

やばい、、、苦しい、、、

すこし走っただけなのに、、、
こんな体イヤだ、、、

“移植”、、、
移植すれば助かるかもしれない、、、でも、、、
しなかったら??、、、
‘死’あるのみだ、、、
もう家には帰らない、、、迷惑はもうかけない、、、

・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
だからここにいる。この町の中に、、

神様は意地悪だ、、、私は何もしていないのに、、、

神様、、、みんなと同じ生活をさせて下さい、、、                 
それだけ、、、それだけでいいんです、、、                    もう意地悪はしないでください、、、

こんな私の前にあなたは嵐のように現れたよね、、、
あの時あなたに出会わなければ私はどん底の世界で生きていたんだろうね、、、
ありがとう、、、私の心に光をくれて、、、

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