空中ブランコ
「つッ・・・・シルディ様でございます。」
ロシ―ムは片膝と頭をさげ、声は絞り出すかのようにゆっくりと言った。
「よく言えました。偉いですよ。」
ゾッとする薄い笑み
重力が少しばかり軽くなる
「あなた達は誰に仕えてるんです?
・・・・・4人揃って消されたいのか…?」
唐突にドッと重力の重さが増し、支えられなくなったロシームを抜いた4人は両膝をついた
「よく耐えてます。
護衛に選ばれただけはありますね。」
冷たい目で4人を見下す。
「シルディ様・・・・このままでは………。
この者達の無礼をお許しください。」
「………………。
ロシ―ムに免じて今回は許しましょう。」
スッとのしかかっていた重力が消える。
「ですが、次はないと思え。お前らが仕えてるのは私だ。」
「「「「「 はっ 」」」」」
深々と頭を下げる
「さて、今回はどちらが多く死にましたかね。
そろそろ終わるころでしょう・・・・行きますよ。」
「シルディ様、コートを・・」
「あぁ、
ありがとう カウディ。」