空中ブランコ
「確かにおかしいな・・・」
ロシ―ドが静かに言った
「だっろっ!?」
「スンネちょっとうるさいわよ!!」
「ぐっ…!」
一々リアクションのでかいスンネを、押し黙らせるロシーム
「で、ロシード!
何がおかしいの?」
片割れで妹でもあるロシームには、優しい目をするロシ―ド。
「気付かない?
ここ500年は、争いに参加しなかった元帥が参加してきたんだ。おかしくないか?」
「確かに今更ね……」
そういう事ね。とロシームが呟く
「いつも指示をとってるだけの元帥が、直に参加してくると違和感を感じるな・・・」
と、カウディ
「ん"〜・・・500周年で切りが良いから…、とか?」
「はっ、そんな楽観な考えだったらいいですけど……彼ら達は違う。」
「ではシルディ様、奴らは何を目的に?」
「さぁ?
それは私にも分かりませんよ。
まっ、彼女はただの気まぐれで参加してるだけでしょうけどね…」
「どういうことです?」
シルディの結論に一同の頭は付いて行けない