大切な場所
「愛!昨日ご飯食べずに寝たでしょ?」

お母さんが朝から私に口々言っている。

『ぁぁ!ウルサィ!』

私は鞄を持って家を飛び出した。

「あ~い!!」

遠くから渚の声がしたので私は渚の元まで走った。

『渚ぁぁぁ!』

さっそく渚に抱き着く私。

「何なに!?」

渚はかなり焦っている。
『聞いてょォォォ!お母さんが朝から口々言ってくんの!まじゥザィ!』
「わかるぅぅ!でも母親だししょうがないよ!」
『何で渚までお母さん面!?』

私はビックリした。

渚がまさかお母さん面するとは。

「まっ!!とにかく行くよ!!」

私と渚は学校に向かった。
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