キラキラサイダー

放課後

木曜日の放課後。

軽快な開閉音と共に、あたしはコンビニの自動ドアをくぐる。

もちろん来ているコンビニは、斎藤君の家のコンビニだ。

(斎藤君、いるかな)

なんて、ドキドキしながら店内を見渡す。

(あれ?)

レジに立っているのは中年の男の人。

斎藤君はどこにもいないみたいだ。

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