キケンな瞳に恋してる



何故命令形?


「なんでよ?」


「なんでも。来ないと屋上から飛び降りるからな」


「行きます」



私のせいでチビが死ぬなんて縁起が悪すぎる。
化けて枕元に立たれたら嫌だもん。



「素直になれ」


「チビもね」


「チビじゃねえし!」



こうして私達の幼稚園児並の口喧嘩が始まったのです。



ああ、また遅刻だ。
担任の鬼のような顔が目に浮かんだのでした。







< 107 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop